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2017/06/21 17:25

こんにちは。

神戸は午前中から続きました雨も止みまして、これから晴れてきそうです。

今日は開港150年を迎えている神戸とコーヒーと喫茶店について少し書きたいと思います。

神戸はインスタントコーヒーの最大大手ネスレとレギュラーコーヒーの最大大手UCC上島珈琲の本社が所在するので、コーヒーの出荷額は全国1位です。コーヒー豆の輸入港としても明治以来横浜とともに重要な地位を占めております。
飲用の方でも神戸では居留地外国人によって早くから飲まれていました。神戸で最初にコーヒーを販売したのが元町商店街にある放香堂さんで明治11年になります。
また神戸はコーヒー生産地ブラジルへの移民の窓口でもありました。明治41年に第1回のブラジル移民が神戸を出港して、現地でコーヒー栽培を始めたそうです。
コーヒー生豆の輸入量が多かった神戸には輸入業者や焙煎業者が集まり、大正から昭和にかけて喫茶店などが多くできました。
その中で昭和8年にUCC上島珈琲は焙煎業として創業し、高度経済成長期の時代背景を追い風に急成長しました。

たくさんあった神戸の喫茶店は、オーナーの高齢化や継承問題、不景気などで歴史ある老舗が次々と閉店しています。うちのように上手く継承されている所はわずかしかありません。
喫茶店はさまざまな業種の方が集まる情報のるつぼであり、街の末端のコミュニティの一つでもあります。カフェとは違う何かがあります。
そんな喫茶店を少しでも遺していきたいと、コーヒー豆の販売に力を入れながら思い考えています。